世界のリーダーが掲げた「持続可能な17の開発目標(SDGS)」。「地球市民」として未来を担う子ども達が扱う可能性が高い、いま起きている地球規模の問題です。

子ども達に問いかけます『プログラミングを知ってロボットを自由自在に動かせる』、『2030年、地球になにが起きればいいのでしょう?』

子ども達の日常で見えている範囲から視野を広げ、そこからビジョンを持ってもらうことを意図して場を創ります。いま、起きていることを、映像と体験でわかりやすく伝え「すでに子ども達の中にある主体性」へ働きかけます。

今回はキンダリーと青山学院大学ワークショップデザイナーコース修了メンバーとコラボレーションにより場が創られました。そして、一昨日、全工程を無事に終了いたしましたので以下、起きたことを振り返ります。

Day1 プログラミング&はじめてのプレゼンテーション

 一人ひとりの行動が世界に影響を与えている。

SDGsカードゲームでアイスブレイクから入ります。自分のミッションを達成する行動が経済・社会・そして自然にどんな影響を与えるのかを体感してもらう狙いです。自分の目標達成に真剣にとりくみます。気がつくと「自然」が損なわれている。。。

そして、一人ひとりの行動が世界に影響を与えている。ここに意識を向けてもらうワークから取り組みスタートです。

▶LED制御、身近なプロダクトから「街づくり」へ

LEDの点灯タイミングを制御して安全な交差点に必要なことは何か?

そして、子ども達のアイデアで、そのまま街づくりへ発展していきます。ここから創造性が拡大。

▶はじめてのプレゼンテーション

プレゼンテーションという自己表現。 スタイルはあれ、自分を表現することに間違いなどありません。プレゼンテーションがはじめてのお子さんの中で起こりやすいことがあります。

それは正解をさがすこと。『これ、、、正しい?』 答え合わせをしてしまうケースを見受けます。私達は、子ども達と関わるときに、『自己表現は全部正解、間違いはないよ』と言い続けます。子ども達の中にある「正解があるに違いない」、、、その思い込みをクリアにしていく場づくりは何よりも大事です。加えて、そこに受容体験が生まれるのか? 聴き手も、受け入れていく姿勢が大切となり『いいとこ探しカード』をみんなで交換し合う仕組みを取り入れています。

プレゼンテーションの後、このカードの数だけ受容があり、体験としての自己受容がもたらされます。

Day2 「住みつずけられる」って、いったい何だろう?

ロボットプログラミングは「いきもの」を創り出すこと。子ども達の数だけ、新しい生物が誕生します。

この創り出した生き物たち。彼らが住み続けられる環境って何が必要だろうか?この条件を考えながら、安全に住み続けられる街について扱います。

後半は「住み続けられる街」に関しての発表。プレゼンテーションは参加した子ども達が進行を進めていきます。人前にでて、スピーチをすることに恐れを感じていた子ども達でしたが、2日目にして、恐れを越え、進化のきざしが見えます。驚きを隠せません。

Day3 キャッチロボットで動物を救出せよ!

Day3は「物をつかむ」がテーマでした。DCモーターやサーボモーター、タッチセンサーなど、総合演習的な内容となります。

基本製作を終えた、キャッチロボ。次のミッションは動物救出作戦!はぐれた動物をキャッチして無事救い出されるか?

後半は今日一日取り組んだ内容を整理し、プレゼンテーションを行います。前にでてスピーチすることになれた、子ども達の上達ぶりは更に高まります。

Day4 私たちは「地球市民」です。

私達は、どこに住み、なに人なのか?この問いかけからスタートします。。。。そう、私達は、たった一つの地球にすむ「地球市民」です。Googl Earthを眺めながら地図にある国境が無いことを視覚的に感じていきます。。。

今回のテーマはロボットをリモートコントロールすること。徐々に難易度が上がります。手元でロボットをコントロールできると、ロボット単体で、できることが大幅に増えていきます。

今回のミッションは、洪水の被害にあった町に孤立した人と、動物がいます。そこへ「救援物資」を届けるミッションです。洪水の中活動ができるのは、ロボットだけです。その環境の中、基本制作したロボットの機能性が問われます。

Day5 2030年に、住みたい地球を創ろう!

2030年、自分達が住みたいと思える地球について考えます。「都市」「海」「ジャングル」「砂漠」。子ども達からこの4つが出てきました。そして、実際に手を動かしながら、それぞれをチームで表現していきます。

そして、この未来感をもちながら、いま、地球に起きている問題について向き合っていきます。綺麗な海を願ったが、、、、海底にポリ袋やペットボトルの大量のゴミが!

この状況を伝えたあとに、子ども達に問いかけます。「何が起きたら良いか?」

「ロボットをつくりたい!ゴミを取り除くロボットをつくりたい」

そして、その声に応えるように、会場の一部にロボット開発センターが立ち上がりました。ロボット製作は有志があつまります。残りは「つくりたい未来の地球制作」を続けます。

ミッション:海底ゴミを除去せよ!

ミッション:二酸化炭素の排出を削減する。

都市部とジャングルチームが再生可能エネルギーに着目して、海上への風力発電から都市部への送電やソーラーカーなどの開発が生まれてきました。

最終プレゼンテーション

それぞれの想いがにじみ出たプレゼンテーションタイトルに心が打たれます。

「過去と未来のこと」「地球のみらい「みんなをたすけるロボット」「海を守る車」etc、、、、それぞれに想いが伝わってきます!

子ども達が「自己を表現こと」について、既に秘めた力があります。この5日間で、ファシリテーターとの関わりにより、開花した感があります。最終プレゼンテーションは、保護者の皆さんもご覧になった通りです。

継続は力

ロボットを活用したリアルプログラミングとプレゼンテーションの機会は引き続き体験をお届けするために、企画運営を進めてまいります。

5日間のプログラムにご参加をいただき、本当にありがとうございました。

▶一般社団法人子供教育創造性機構 代表理事 森博樹’ & ワークショップデザイナー ファシリテーター 一同(WSD)

メインファシリテーター(青山学院大学ワークショップデザイナーコース(WSD)修了)

・秦健児(はたけんじ) ・渡辺萌絵(わたなべもえ) ・鈴木史恵(すずきふみえ) ・富山幸代(とやまゆきよ) ・大浦生美(おおうら いくみ)

▶メインサポーター
・ひなた なほこ<社団法人ココロエデュケーションラボ理事>(WSD終了)

・森谷哲(もりや てつ)<一般社団法人ココロエデュケーションラボ代表>

・小山真由子(こやま まゆこ)*キンダリーインターナショナル
▶開催協力:三菱地所