はじめに

キンダリーインターナショナルでは、2012年の設立以来、ICT教育を推進してきました。日本の公的教育では『2020年の学習指導要領』の改訂により「プログラミング教育が必修化」されます。『プログラミング教育』とは「プログラミング(コーディング)」のスキルを磨くことではありません。将来様々な職業に就くとしても普遍的にもとめられる『プログラミング的思考』を磨くことは重要さを増すでしょう。これは『自分が意図したことを実現するため』に「一連の動きを論理的に考える事」、そして「コンピュータ」に意図通りに処理をさせる能力の基礎となります。

今回は「littleBits」という電子回路キットを活用しながら、PCベースのプログラミングではなく、『アルゴリズム×モジュール化』という視点で、探究型プログラミングを推進する小笠原さんとキンダリーがコラボレーションします。

 

探究型プログラミングが目指すこと

探究型プログラミング学習では 21 世紀型スキルを「未来を創造する力」と捉えるとともに、プログラミング学習との親和性に着目し、21 世紀型スキルが定義する4つのスキル(Ways of thinking 思考、Ways of working チーム活動、Tools for working ICT 活用、Ways of living in the world 社 会との関わり)を満遍なく修得することを目的としています。

そして、プログラミング学習を通じてモノゴトの本質を見極める力の自律的な修得を促し、未来を創造する子を増やすことを目指しています。

他のプログラミング学習との違い

探究型プログラミング学習(※)では、身近な社会を通じてプログラミングの概念を中心的 に学びます。その過程では、他のプログラミング学習と同様のスキルが身につくだけでなく、他者 とのコミュニケーションや社会のあり方などを幅広く学ぶことができるため、他のプログラミング 学習と比べると 21 世紀型スキルのカバー範囲が広くなっています。
プログラミングの概念を学ぶことは、コンピュータを使いこなすにとどまらず、社会の仕組みを理解する上でも役立てることができます。子どもたちがいずれ「社会」という存在をとらえたとき、社会の構造と繋がりを読み解き、その中から解くべき問題を発見したり、新しいサービスを生み出すことができるようになることを期待しています。

※あるものを教えたりやり方を伝えるのではなく、子どもたち自身が試行錯誤しながら修得することを重視しているため、「プログラミング教育」ではなく「プログラミング学習」と位置づけています。

テーマ

本日のワークショップでは、自分の作りたいものを作るだけでなく、自分の作品を隣の子の作品や 他のグループと繋いで 1 つの大きな街を作ります。
小さなカタマリを組み合わせ大きくて複雑なものを作るという考え方は、コンピュータの世界だけでなく現実の世界でも同様に役に立ちます。個はたとえ小さくても、組み合わせることで大きくて複雑なものを作れるという学びは逆に、大きくて複雑そうに見えるものでも、個に分解できればシンプルに理解できるものであるという発見となります。そしてそこから、個と個の間の繋がりや流れが見えてくるようになります。
街づくりのワークショップには、プログラム、アルゴリズム、モジュール化といったプログラミングの概念を学習要素として含めています。これらはいずれも、小さなカ タマリを組み合わせ大きくて複雑なものを作る上で重要となる考え方です。詳細はこちらから

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